よくある質問

Q.早く治療したほうがいいのですか?

11才の娘の右上の犬歯(永久歯)が奥に生えています。
その他の部分の歯並びは全く問題がなく、犬歯のスペースもあります。
近くの矯正歯科ではリンガルアーチによる内側から外へ押し出す治療を薦められています。
期間は始めてみないとわからないそうですが、我が家は転勤族なので開始の時期をいつにするか悩んでいます。
リンガルアーチによる矯正は早いに越したことはないのでしょうか?
また、他にどのような矯正方法があるでしょうか?
一本の歯のために長年矯正するよりは大人になってから審美的治療法で短期間にするほうがいいのかとも思いましたが、犬歯はかみ合わせ上、大切なのでやめたほうがいいと言われました。
その辺りのご見解もあわせ、ご回答よろしくお願いします。
A.こんにちわ、スマイルデンタルクリニックの椎名康雅です。
さて、今回のご相談についてですが、大人の歯が一本中に入ってしまっていてそれを矯正する場合、リンガルアーチを用いるほかに何か矯正治療の方法はあるのか?ということですがもちろん他にも矯正治療の装置の種類はあります。
担当の先生にもリンガルアーチについてはお話を伺っているとは思いますがこの装置は固定式の取り外しの利かないもので取り外しが利かない分、24時間矯正力を歯にかけられるので短期間で効果を得られるというメリットがあります。
まぁそのぶん取り外せないというデメリットはあるんですが…
また他には取り外し式の装置を使って治す方法がありますがこの場合、取り外しが利くというメリットはありますがそのぶん24時間力をかけられないので固定式と比べて時間がかかります。(とはいってもそんなに差はないと思いますが)
一本の歯のために長年矯正するよりは大人になってから審美的治療法で短期間にするほうがいいのかとも思いましたが、
とのお話ですが、この治療に関して担当の先生から治療期間についてのご説明はあったでしょうか?
もしされているのであれば別ですが通常こういう場合の治療期間は半年から長くても一年程度だと思われます。
「長年」をどの程度と捕らえていらっしゃるのかは不明ですが矯正治療を行う上で半年から一年で結果が得られるのであれば決して長いとは言い切れないところではあります。
また審美的に短期間で修復するという見解にたいしても僕もあまりオススメはできません。
人工物は万能ではありませんので修復物はいつか壊れます。
そのたびにやり治しをするのであれば矯正で自分の歯を生かしたほうが長期的安定という点からも勝っていると思われます。
もし固定式の治療に不安があるのでしたら取り外し式の装置での治療でも問題はないと思われます。
時間はかかるといいましたがそれでもいざというときははずせるのですから安心感はあるのでは?
また矯正専門医であればもし転勤があるとしても転勤先に紹介してもらえるシステムがあるはずですのでそこのところもよく(金額も含め)相談していただいたほうが宜しいかと思われます。
それではよろしくお願いいたします。
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Q.永久歯が無い場合、やはり入れ歯?

8歳の男の子なのですが、永久歯がなかなか生えてこない事と(乳歯もなかなか抜けません、現在で抜けたのは5本ほどです。)下前歯の永久歯が一本無いと言われました。
現在小学校3年生なのですが今後どの様な適切な治療を受けたら良いのか分からず本当に困ってます、どうしたら良いのでしょうか?
永久歯が無い場合、やはり入れ歯…という事でしょうか?
A.8歳の男の子なのですが、永久歯がなかなか生えてこない事と( 乳歯もなかなか抜けません、現在で抜けたのは5本ほどです。)下前歯の永久歯が一本無いと言われました。
お子さんの歯の抜け代わりには個人差があります。背の大きい子・小さい子がいたりするのと同じです。
通常8歳であれば12本程度の抜け代わりがおきているのが普通ですが、5本だからといって生え変わりは行われているわけですから特に心配する必要性はないと思われます。
下前歯の歯が欠損していることに関しても歯の生え代わりが遅いことと少なからず関連性はあると思われます。
現在小学校3年生なのですが今後どの様な適切な治療を受けたら良いのか分からず本当に困ってます。どうしたら良いのでしょうか?
永久歯が無い場合、やはり入れ歯…という事でしょうか?
まずは信頼できる小児歯科医を探すことからはじめてください。かかりつけ歯科があるならばそこに相談するのもいいでしょう。
基本的には定期的に検診を受けていただき歯の生え変わりをレントゲンなどでチェックしていくことが治療の中心になると思います。もちろん虫歯にならないようにすることも大事ですが。
また歯が欠損しているからといって必ず入れ歯にするわけではありません。治療方法は他にもあります(矯正・インプラントなど)ので担当医によく相談されたほうがいいと思います。歯の生え変わりをコントロールしていくには必ずレントゲンによる定期的な検査が必要になります。
実は今お話した内容もレントゲンを見たわけではないので確定的なものではありません、ご了承ください。
やはり今回のケースで一番言えることは最終的に矯正治療も考慮に入れた体制で診ていただけるかかりつけ専門医をお探しすることをオススメするということに尽きます。
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Q.小児の受け口について

五歳になった息子がいます。
三歳の歯科検診で受け口であることを指摘されこのままだとアントニオイノキになるといわれました。
先日矯正歯科医に行きみてもらったところ永久歯になってみないとわからないのでそのときにまたということになりました。
他の本などの説明ではチンキャップを使って治療というのを読んでいたのですが、そこの先生はそれは意味がないんです(受け口が治った後の戻りを防ぐぐらいのもので・。)あごの成長と反対咬合は別物です。とおっしゃっていました。
本当にそうなのですか?意味がないのでしょうか?ちょっと不安になり他の病院にしてみようかと悩んでいます。
是非教えてください。
A.永久歯といっても何歳ぐらいのことをいっているのかわかりませんが、すべて生えそろったらということでしょうか?それとも生えてきたらということでしょうか?
通常6歳ごろになると永久歯が生えてきます。生え揃うのは12歳ごろです。
反対咬合の場合、程度にもよりますが早期の改善を勧めている矯正歯科医院もありますので5歳であれば何軒か相談してもらってもいいかと思われます。
ちなみに当医院では反対咬合の場合、前歯が生えてきた頃(6歳頃)からの治療を行うようにしています。
上下のアゴの関係を整えるいわゆる「予防矯正」というのは成長期(6歳~12歳頃)にしか行えませんので、それ以降で矯正治療をする場合、最悪手術による治療を選択しなければいけないこともあります。
受け口は矯正治療の中でも成長との関連性が密接であるといわれていますので、どちら(やるorやらない)を選択するにせよ早めに相談していただいたほうが良いと考えられます。
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Q.指しゃぶりを辞めさせるには…

今年小学校に入学した下の女の子ですが指しゃぶりが辞められず困っています
幼稚園の時に(小学校に行ったら辞めよう)言い聞かせ本人も納得した様に思えたのですが…
大分遅くなってしまいましたが何とか2年生になる前に辞めさせたいと思っていますよろしくお願いします
A.おはようございます、スマイルデンタルクリニックの椎名康雅です。
さて指しゃぶりについてですが歯科理論上は3歳ぐらいまでに止めることが出来れば問題はないといわれています。それ以降も継続してしまう場合、最悪歯並びに問題が出てしまうケースがありますので早めに矯正専門医にてご相談をされたほうが良いと思われます。
こういういわゆる「悪習癖」と呼ばれるものは本人の意思だけではどうすることも出来ないことがほとんどです。「医師&本人&両親」の協力が非常に大事になりますので親御さんにもそれなりの「覚悟」はしていただかなければいけなくなるとは思います。
それでは宜しくお願いいたします。
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